APIRについて

about

所長メッセージ

アジア太平洋研究所 所長

宮原 秀夫

アジア太平洋研究所 所長

—アジア太平洋の未来を担う研究の中核として—

近年、国際政治、世界経済において、アジア太平洋地域の位置付けはますます高まってきており、域内各国の動向が常に注目されています。私どものアジア太平洋研究所(APIR)は、そのような状況下、これからのアジア太平洋地域と日本/関西の持続的な発展に焦点をあてた研究所として、2011年12月に設立されました。

APIRは、その研究活動や運営が多くの会員企業に支えられており、政府や特定の企業グループの影響を受けない真に独立した「中立的なシンクタンク」として、自由に発想し研究できるという点が大きな特徴の一つと言えます。一企業の視点では捉えることが難しいと思われる潜在的な問題へのアプローチ、またAPIR自らが課題を抽出し、公益性の観点に立ち、研究を進め将来予測を基に提言していくことも肝要と考えております。

APIRはアジア太平洋を研究の範囲としながら、なぜ関西に本拠地を構えるのか、それは、関西は、観光、人材、ビジネス、あらゆる面で特にアジアと密接につながっているからです。ここを起点に考えれば、自然とアジア全体が見えてくるのです。アジアから関西を俯瞰するのではなく、関西からアジアを見通す研究機関になる。東京にいてはできない関西からの視点で研究・提言し、政策立案やビジネス戦略策定に貢献していく、それが、私たちの目指すAPIR像です。

APIRは、うめきた(大阪駅北地区)の先行開発区域「グランフロント大阪」における知的創造拠点「ナレッジキャピタル」に位置し、国際的な情報、人材の集積交流点との連携をはかっています。「知が交流する場」で知を通して関西が一つになる、この目的のために、うめきたから私たちにしかできない研究を推進し、会員企業をはじめとする皆さまに「アジアと関西のことならAPIRに聞こう」と思っていただけるような研究所を目指し、アジア太平洋地域と日本/関西を俯瞰的にとらえる新しいタイプのシンクタンクとして、さまざまなで可能性を追求してまいりたいと思います。
何卒ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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