第58回 景気分析と予測

2004

「日本経済のマクロ経済分析」研究成果報告
(主査: 伴金美・大阪大学大学院経済学研究科教授
高林喜久生・関西学院大学経済学部教授 )

当研究所のマクロ経済分析プロジェクトチームでは、在阪の大手企業・団体の若手スタッフの参加の下で研究会を組織し、予測に必要な景気の現状分析、外生変数の想定について、共同で作業を行い、伴主査がマクロ計量モデルにより予測している。
「景気分析と予測」については、本年度より四半期ごとに年4回の発表(昨年度までは年2回)となり、11月18日に2004-2005年度の改訂経済見通しを発表した。
ポイントは以下の通り。

* 2004年度の改訂経済見通し…今年度の日本経済は7〜9月期も2期連続の低い伸びにとどまり「踊り場」にあるものの、「失速」の可能性は少ないとみる。 平成16年度(2004年度)の実質国内総生産(GDP)3.1%の成長が見込まれる。平成17年度(2005年度)には民間需要および純輸出の押し下げ を受け、成長率は2.3%に減速するとみられる。平成18年度(2006年度)も減速傾向は続き、成長率は1.7%まで低下するが、潜在成長力見合いの巡 航速度への回帰と考えられる。