日本の金融機関の構造変化とアジア経済

2012-04

リサーチリーダー
地主 敏樹 神戸大学教授

研究成果概要
海外進出が中堅・中小企業にまで浸透し、メガバンクのみならず地方銀行も対応を迫られています。その現状と課題について、今年度は最大進出先である中国を中心に調査・研究を実施しました。その結果、中国進出企業の金融面での主要な障害は対外借入を抑制する「投注差」規制などであり、それら資本規制は人民元取扱の制限と相まって、邦銀にとっても大問題であることが判明しました。進出邦銀は支店網の制約からリテール預金に頼れないので預貸比率規制に左右されますが、利鞘は規制で守られています。ただ、そのような規制は突然に変更されるので、政策方針を察知することが重要です。海外進出への制約が経営上大きな負担となる地銀は中国リスクへ敏感とならざるを得ませんが、メガバンクは規制の緩和もにらんで中国での次のビジネスを模索中です。詳細はこちら

研究目的
邦銀の海外再展開や地銀による進出企業への総合的サービスのありかたや効果、進出する邦銀・企業の地元関西における金融構造の変化を分析。

研究内容
○中国・東南アジアなど企業進出先の現地調査(邦銀等ヒアリング)
○関西における調査・ヒアリング
○関西の金融機関のデータ収集・分析
○大証・東証及び顧客企業の調査・ヒアリング

メンバー
猪口真大 (京都産業大学)
三重野文晴(京都大学)
梶谷 懐 (神戸大学)
岩壷健太郎(神戸大学)
金京拓司 (神戸大学)
砂川伸幸 (神戸大学)
播磨谷浩三(立命館大学)
唐 成 (桃山学院大学)
劉 亜静 (神戸大学大学院生)

期待される研究成果
・関経連はじめ経済界への公表、フィードバックの受入れ
・アカデミックな研究論文の作成

著者

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