研究成果

research

関西の大学のあり方

Abstract

座長

上席研究員 小林傳司 大阪大学理事・副学長

 

研究目的

国・文部科学省による大学改革では、効率性が重視され、日本の競争力強化にとって重要な「教育」という基盤が揺らぎかねない状態である。また、大学の置かれている厳しい状況や特殊な事情・制約は、一般には広く認識されていない。近視眼的な成果を求める教育でなく、将来を見据えた大学のあり方について、企業人の意見も踏まえ、大学同士が直接意見を交わして解決策を探る。

少子化や厳しい財政状況も踏まえたうえで、大学が抱える課題に対し、企業人の意見も取り入れた上で自主的に議論し、解決策を探る。大学同士で直接意見を交わして連携を進めるきっかけとする。関西の大学のブランド力や競争力を高め、優秀な人材を輩出するための提案を報告書にまとめる。報告書はHPにて公開する。研究成果は、フォーラムやシンポジウムを通じてマスコミや経済界に広く発信する。

 

研究内容

研究会を開催し、各大学の特徴や問題意識、強化または取り組むべき領域・テーマ、連携にむけた課題などを共有し、提案にまとめる。委員の意見を集約することを基本とする。

大学同士が直接意見を交わすことで、具体的な議論を進める。かつ、企業人も加わり、中立的シンクタンクであるAPIRから発信することで、経済界や自治体などが大学のおかれている現状を理解し、産学(官)連携が深まる、また企業の視点も入れた提案をまとめることにより、関西全体として、魅力的な地域づくりができる。

委員

北野正雄 京都大学 理事・副学長

内田一徳 神戸大学 理事・副学長

木谷晋市 関西大学 副学長

長峯純一 関西学院大学 副学長

松原豊彦 立命館大学 理事・副学長

法橋 誠 鳥取大学 理事・副学長

畑 正夫 兵庫県立大学 地域創造機構教授

寺岡 英男 福井大学 国際地域学部学部長

森口 佳樹 和歌山大学 副学長

 

期待される成果と社会還元のイメージ

議論の結果を報告書にまとめるとともに、オープンの報告会を年度内に1回開催し、発信する。

企業や自治体と大学との連携・共同研究などにつなげる。

研究成果

  • 2016年度報告書が完成しました。 [ 2017-06-22 ]