ディスプレイ産業から見る中国との新しい分業・補完関係の構築について?関西における産業高度化のあり方?

2003

「KANSAI TOMORROW(KT)研究会 産業創生部会 平成16年度」研究報告
(委員長:阿部 茂行・同志社大学 政策学部教授)

当研究所では、平成15年度「都市再生シリーズシンポジウム」の結果を踏まえて、平成16年度はKT研究会を立ち上げ、その中に産業創生部会と都市創生部会を組織し、調査研究を進めてきた。本報告は、産業創生部会の平成16年度研究成果であり、概要は以下の通りである。

最近の製造業の復権は、ディスプレイ産業に代表されるデジタル家電と中国の急成長である。本調査において、日本の中でも、特に関西が、中国との深い関係 を維持されていること、また、日本の得意とする「摺り合わせ型技術」を内包するデジタル家電に大きな強みを持っていることを実証し、今後の中国との Win−Winの分業関係をさらに発展させる大きな可能性を明らかにするとともに、それを促進する方策も示した。
提言のポイントは、(1)中国とのWin−Winの関係のもとでの分業の徹底、(2)日本の強みである「摺り合わせ型産業」を活かした新しいコア技術の開発、(3)ローカル企業と技術移転などの連携を図る場合は中国の大学を活用などである。