2012年度の報告書 -関西景気指標の開発と応用- が完成しました。

2013-05-28

「国際収支(=輸出-輸入)の地域版」である域際収支(=移出-移入)の分析からは、関西から関東への波及効果は大きく、その逆方向の効果は小さいことがわかりました。また、国・地域の景気指標(CI)の連動関係の分析からは、関西経済はアジア諸国・地域とのつながりが深く、リーマンショック以前は韓国、それ以降は中国からの影響を強く受けていることがわかりました。本研究の結果からも関西の景気変動の独自性は明らかで、速報性・信頼性を持つ関西景気指標(CI)の開発が求められます。分析の結果、関西景気指標は、需要、生産、所得、雇用の4指標をベースに簡便に作成できることがわかりました。また、ユニークな景気指標として、「段ボール生産」が地域の景気の一致指標として要注目です。

この研究成果の研究プロジェクト

高林 喜久生

研究プロジェクト

関西経済予測と関西経済構造分析

[ 2012年度/地域発展戦略 ] AUTHOR高林 喜久生 DATE2012-04

Abstract/Keywords

域際収支、地域間産業連関表、関西景気指標、段ボール生産

リサーチリーダー 高林 喜久生 関西学院大学教授 研究成果概要 「国際収支(=輸出-輸入)の地域版」である域際収支(=移出-移入)の分析からは、関西から関東への波及効果は大きく、その逆方向の効果は小さいことがわかりました。また、国・地域の景気指標(CI)の連動関係の分析からは、関西経済はアジア諸国・地域とのつながりが深く、リーマンショック以前は韓国、それ以降は中国からの影響を強く受けていることがわかりました。本研究の結果からも関西の景気変動の独自性は明らかで、速報性・信頼性を持つ関西景気指標(CI)の開発が求められます。分析の結果、関西景気指標は、需要、生産、所得、雇用の4指標をベースに簡便に作成できることがわかりました。また、ユニークな景気指標として、「段ボール生産」が地域の景気の一致指標として要注目です。詳細はこちら 研究目的 関西経済の現状分析と予測。関西活性化に資するテーマに関する構造分析の視点からの研究。関西の府県別経済構造分析ならびに関西景気指標の開発と応用。これらを通じて、関西経済の課題と対応策を明らかにする。 研究内容 ○マクロ計量モデル分析による日本・関西経済の現状分析と予測 ○地域産業連関分析による関西経済の構造分析や観光消費の経済波及効果分析、独自の連関表の維持・拡張 ○関西景気指標の開発ならびに応用 ○アンケート・ヒアリング・現地調査による関西の実態把握 ○マクロ経済研究会における会員企業若手スタッフとの共同作業 メンバー 稲田義久 (甲南大学) 地主敏樹 (神戸大学) 下田 充 (日本アプライドリサーチ研究所) 入江啓彰 (近畿大学短期大学部) APIRマクロ経済研究会会員企業メンバー 期待される研究成果 ・四半期経済予測(2、5、8、11月)の発表 ・関西エコノミックインサイト(同上)の発表 ・関西経済に焦点を当てた景気討論会の開催 研究成果 11月9日に第2回マクロ経済研究会を開催しました。 9月13日に第1回マクロ経済研究会を開催しました。 4月24日に第1回研究会を開催しました。