2013年度の報告書 - 日本企業のアジア立地とサプライチェーン - が完成しました。

2014-05-28

本研究は、国際産業立地といった地理的・空間的な側面から、日本企業のアジア進出や国際分業進展について検討することで、アジア地域の発展と並立しうる日本企業の真のグローバル化の道を探ることを目的としています。繊維・アパレル、電機、自動車、外食など産業別の分析に、中国、タイ、ベトナム、インドネシアなど市場(地域)の視点を絡め、企業の実践的な海外展開戦略立案に資する研究を行いたいと考えております。本年度は、前年度の成果を踏まえながら、広い意味でのサプライチェーン(ビジネスチェーン)にとくに注目しながら、日本企業のアジア立地展開や日本企業立地先としてのアジアの魅力とリスクについて考察しています。

この研究成果の研究プロジェクト

鈴木 洋太郎

研究プロジェクト

日本企業立地先としてのアジアの魅力とリスク

[ 2013年度/アジア太平洋経済展望 ] AUTHOR鈴木 洋太郎 DATE2013-03-08

Abstract/Keywords

日本企業のアジア立地、サプライチェーン、市場開拓、国際分業

研究成果概要

 本研究は、国際産業立地といった地理的・空間的な側面から、日本企業のアジア進出や国際分業進展について検討することで、アジア地域の発展と並立しうる日本企業の真のグローバル化の道を探ることを目的としています。繊維・アパレル、電機、自動車、外食など産業別の分析に、中国、タイ、ベトナム、インドネシアなど市場(地域)の視点を絡め、企業の実践的な海外展開戦略立案に資する研究を行いたいと考えております。本年度は、前年度の成果を踏まえながら、広い意味でのサプライチェーン(ビジネスチェーン)にとくに注目しながら、日本企業のアジア立地展開や日本企業立地先としてのアジアの魅力とリスクについて考察しています。詳細はこちら

 目的

繊維・アパレル産業、自動車産業、食品産業等の中小企業のアジア立地戦略を点検し、収益率とリスクの形態について明らかにする。日本企業がアジアでの事業活動の成功とともに、国内事業活動の国際競争力を向上させ、日本・アジアにおける国際分業を進展させることが望ましい。そのためには、日本企業にとってアウェー市場であるアジアの立地環境上の魅力とリスクについて十分に把握する必要がある。 市場の大きさでは中国立地の重要性は軽視できない。アジア諸国・諸地域の立地環境上の魅力とリスクを比較検討し、日本企業の立地戦略のあり方を考察することにより、企業のアジア進出を経済団体・行政が政策的に支援する際の参考に資する。

内容

・まず、産業別にそれぞれアジアの立地環境上の魅力とリスクを明らかにする。現地調査の対象は、中国、韓国、タイ、ベトナム、インド等とする。 ・次に、地域別に日本企業立地先としてのアジアの諸国・諸地域を地理的にいくつか区分し、立地環境上の魅力とリスクを比較検討する。たとえば、産業集積形成が一定程度みられるアジアの新興地域と、裾野産業が未熟な「新新興地域」とに区分して、重層的に検討する。

期待される成果と社会還元のイメージ

・中国、韓国、タイ、ベトナム、インドを中心とするアジア諸国を「アウェー市場」ととらえ、立地上の魅力とリスクを明らかにする。 ・多国籍にまたがって海外展開する大企業について、政治的リスク、災害リスク、経済変動リスク、労務管理リスクなどの視点から、グローバルなリスク管理上の課題と解決策を明らかにする。 ・研究成果は、アジア立地戦略の検討において、特に自社とは異なった産業での状況について、参考になる。