研究成果

research

米国経済(月次)予測(2013年3月)

Abstract

3 月29 日のCQM は2012 年10-12 月期 (2012Q4)のGDP 統計(確定値)とそれ に対応する2 月の国民所得・消費支出のみ を更新した。 ?その結果、支出サイドでは2013Q1 の実質 GDP 伸び率を2.97%から3.15%へ、所得サ イドでは1.98%から3.45%へとそれぞれ上 方に修正した(図表1)。?? ?連銀エコノミストの中で、ハト派対タカ派 の意見の相違がかなり表面化している。 ?タカ派の代表であるプロッサーフィラデル フィア連銀総裁は低金利政策のコストの大 きさを懸念すると同時に、住宅バブルによる 資産減少に対して低金利政策は消費支出を 刺激するよりも民間貯蓄を増やすと警告し る。 ?一方、ハト派のバーナンキ連銀議長は長期 金利の上昇からキャピタルロスが生じても、 それは連銀のマクロ政策の目標達成にとっ て副次的なものと捉え、あくまで低金利政策 を維持する姿勢を示している。

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