研究者紹介

researcher

研究者紹介

金 賢九

金 賢九2019年4月現在

本研究者は以前に在籍されていた、または研究活動に関わっていた方です。

学歴

  • 神戸大学大学院経済学研究科

論文一覧

  • 金 賢九

    APIR Commentary No.57<韓国の第20代国会議員総選挙の展望>

    インサイト

    インサイト » コメンタリー

     / DATE : 

    AUTHOR : 
    金 賢九

    ABSTRACT

    韓国では2016年4月13日に第20代国会議員総選挙が予定されている。
    来年は次期大統領選挙も控えていることから、今回の総選挙の結果に自然と注目が集まっている。
    総選挙投票日まで1カ月を切った現在、新聞やニュースでは選挙結果に関する様々な予想が出されており、
    その多くは与党が圧勝すると予想している。

    しかし、こうした見通しを揺さぶるような事件が起きた。それが2月23日から3月2日まで行われた
    「フィリバスター政局」である。本稿では、世界中に報道されたフィリバスターが今後の国政に
    どのような影響を与えるか分析した。

    重要なのは、フィリバスターの反響を受けて、現野党がしっかりとした経済重視の政権公約を
    作りこめるかどうかである。これが成功するならば、与党が過半数を獲得する可能性が高いと
    される事前予想は当たらない可能性もある。

    PDF
  • 金 賢九

    APIR Commentary No.55 韓国次期大統領選挙:潘基文国連事務総長への待望論

    インサイト

    インサイト » コメンタリー

     / DATE : 

    AUTHOR : 
    金 賢九

    ABSTRACT

    韓国では、2017年に次期大統領選挙が予定されている。その次期大統領候補として、現国連事務総長である潘基文(パン・キムン)氏への期待が高まっている。その背景には、与野党ともに国民の支持が得られないという深刻な「政権政党の不在」という問題を抱えていることがある。そのため、優れた能力とクリーン(清新)なイメージを持つ潘氏に注目が集まっているとみられる。しかし、一見華々しい話題の影で、今韓国では深刻な経済停滞が生じており、若者を中心に深刻な閉塞感が強まっている。就任から3年が経過し、特筆すべき成果を上げられなかった現政権の政策運営は、まさに今年が正念場となろう。

    PDF
  • 金 賢九

    APIR Commentary No.46<AIIB参加が韓国で議論にならなかった理由とは>

    インサイト

    インサイト » コメンタリー

     / DATE : 

    AUTHOR : 
    金 賢九

    ABSTRACT

    2015年4月11日、韓国は中国が主導するアジアインフラ投資銀行(Asian Infrastructure Investment Bank,以下AIIB)に参加することを決めた。本稿では、参加決定に至るまでの韓国の主要な新聞の論調を振り返ることで、何が論点となってきたか示したい。結論を述べると、韓国では政治的配慮から慎重意見はみられるものの、経済的な利益が期待できることから、いずれの新聞もAIIB参加に賛成で一致しており、反対意見はみられなかった。このようにメディアが大きな関心を持って報じたにも関わらず、一般世論はAIIBや参加決定に対して異論を唱えることはなく、さながら無風状態とも呼べる状況であった。このような状態が生じた理由として、既に国民は「国益」という視点からAIIB参加に賛成で一致しており、それを問題と感じなかったこと、それよりも政治や国内問題解決を優先してもらいたいという意見が大勢を占めていたことなどが考えられる。

    PDF
  • 金 賢九

    日中韓三国協力国際フォーラム2015 参加報告

    インサイト

    インサイト » トレンドウォッチ

     / DATE : 

    AUTHOR : 
    金 賢九

    ABSTRACT

    2015年は第2次世界大戦の終戦後70年、日韓国交正常化が行われて50年、日中国交正常化が行われて43年となる日中韓3か国にとって節目の年である。こうした中で、日中韓をめぐる北東アジアの国際関係は北朝鮮及び米国、ロシアを含め、これまで以上に複雑な様相を見せている。このような状況の中、4月3日に東京で日中韓三国協力国際フォーラムが開催された。昨年は韓国のソウルで行われたこのフォーラムが今回日本で初めて開催されるということで、これを記念するため日中韓の三国やそれ以外にも様々な国の要人が参加した。本稿では、フォーラムで行われた議論の概要について紹介し、若干の課題について述べる。

    PDF