研究者紹介
地主 敏樹2019年4月現在
本研究者は以前に在籍されていた、または研究活動に関わっていた方です。
神戸大学教授
日本の金融機関の構造変化とアジア経済
学歴
- 神戸大学経済学部卒業
- 神戸大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了
- ハーバード大学大学院卒業
職歴
- 神戸大学経済学部講師、助教授を経て神戸大学大学院経済学研究科教授
主な著作物
- アメリカの金融政策ー金融危機対応からニュー・エコノミーへー(東洋経済新報社、2006年)
所属学会
- 日本金融学会
- American Economic Association
- 関西日米フォーラム
- 日本経済学会
- アメリカ学会
論文一覧
-
日本の金融機関の構造変化とアジア経済
研究プロジェクト
研究プロジェクト » 2012年度 » イノベーション
ABSTRACT
リサーチリーダー
地主 敏樹 神戸大学教授研究成果概要
海外進出が中堅・中小企業にまで浸透し、メガバンクのみならず地方銀行も対応を迫られています。その現状と課題について、今年度は最大進出先である中国を中心に調査・研究を実施しました。その結果、中国進出企業の金融面での主要な障害は対外借入を抑制する「投注差」規制などであり、それら資本規制は人民元取扱の制限と相まって、邦銀にとっても大問題であることが判明しました。進出邦銀は支店網の制約からリテール預金に頼れないので預貸比率規制に左右されますが、利鞘は規制で守られています。ただ、そのような規制は突然に変更されるので、政策方針を察知することが重要です。海外進出への制約が経営上大きな負担となる地銀は中国リスクへ敏感とならざるを得ませんが、メガバンクは規制の緩和もにらんで中国での次のビジネスを模索中です。詳細はこちら研究目的
邦銀の海外再展開や地銀による進出企業への総合的サービスのありかたや効果、進出する邦銀・企業の地元関西における金融構造の変化を分析。研究内容
○中国・東南アジアなど企業進出先の現地調査(邦銀等ヒアリング)
○関西における調査・ヒアリング
○関西の金融機関のデータ収集・分析
○大証・東証及び顧客企業の調査・ヒアリングメンバー
猪口真大 (京都産業大学)
三重野文晴(京都大学)
梶谷 懐 (神戸大学)
岩壷健太郎(神戸大学)
金京拓司 (神戸大学)
砂川伸幸 (神戸大学)
播磨谷浩三(立命館大学)
唐 成 (桃山学院大学)
劉 亜静 (神戸大学大学院生)期待される研究成果
・関経連はじめ経済界への公表、フィードバックの受入れ
・アカデミックな研究論文の作成