研究成果

research project

2014年度の報告書が完成しました。

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アジア太平洋研究所の「高度外国人材受入促進のための実践的研究」に関する研究会による2014年度の研究成果をまとめたものです。本研究プロジェクトは、関西にいる高度外国人材の就職活動と彼らが企業へ入社した後の課題を調査し、解決策を提示することで、関西への定着を促しひいては関西の活性化に寄与することを目的としています。就職活動における課題では、日本語の壁などが障害となり日本人学生と比較すると日本式の就職活動に充分対応できているとはいえない実態が明らかになりました。また入社後の育成においては、企業はグローバル戦略を進めているものの、現場レベルでは、日本文化に戸惑い課題を抱える外国人社員の姿が見えてきました。高度外国人材活用のために、このような課題を一つずつ丁寧に解決していくことが求められています。

この研究成果の研究プロジェクト

  • 山下かおり

    人材育成研究プロジェクト:高度外国人材受入促進のための実践的研究

    研究プロジェクト

    研究プロジェクト » 2014年度 » その他調査研究

    RESEARCH LEADER : 
    山下かおり

    ABSTRACT

    プロジェクトリーダー

    総括プロデューサー 山下かおり

     

    研究目的

    グローバル人材を活用した関西の活性化を推進するため、高度外国人材の受入を促進のための留学生の就職支援に焦点をあて、これまであまり明らかにされていない具体的な課題を明らかにし、実践的に推進するための提言を行う。

     

    研究内容

    ①留学生の就職率向上に資する大学・地域での支援活動の在り方

    ②企業が求める人材育成のためのカリキュラムの開発課題

    ③経済発展が著しい新興諸国・地域からの留学生受入れ・就職率を高める方策

    ④留学生の育成・就職を地域で支援する組織の在り方に資する調査研究を行う。

    (今年度は①②に重点を置く)

     

    共同研究者

    鈴木勘一郎 立命館アジア太平洋大学国際経営学部教授

    平井達也 立命館アジア太平洋大学教育開発・学修支援センター准教授

     

    期待される成果と社会還元のイメージ

    個別の面談・モニター調査の手法を用いて、大学、企業、行政に有益な具体的な課題の抽出と提案を行う。