研究成果

research project

2014年度報告書が完成しました。

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いま、関西だけでなく、日本の観光戦略に関する注目が集まっています。インバウンドが急増するなかで、特に近隣のアジアからの訪日観光客に対する「おもてなし」の力をどのように高めていくかが問われるようになってきました。それと同時に、関西の魅力、さらには日本の魅力をどのように海外の人々に伝えるかが問われています。

このような課題に応えるべく、観光客が多く訪れる現場を訪れ<足で稼ぐ>とともに、政府の公表するデータのみならず、インターネット調査を行うことで得た独自データから<データ・資料から分析する>訪日観光客の特徴を浮き彫りにすることに努めました。

この研究成果の研究プロジェクト

  • 森 剛志

    関西における21世紀型ツーリズム構築

    研究プロジェクト

    研究プロジェクト » 2014年度 » 関西の成長戦略

    RESEARCH LEADER : 
    森 剛志

    ABSTRACT

    リサーチリーダー

    主席研究員 森 剛志 甲南大学教授

     

    研究目的

    チャイニーズ・リッチの潜在的需要、東京オリンピックの経済効果取り込み等を切り口に、IR (Integrated Resort) を含めた関西における21世紀型ツーリズムの構築に向けて研究する。

    研究内容

    アジアからの観光客の日本に対する「あこがれ」に関する経済的価値を抽出する。特に、チャイニーズ・リッチに関する分析を行う。中国からの観光客は「環境」と「医療」に高い関心をもっていることが政府観光局資料より明らかになっていることをふまえ、アジアの潜在的観光客の需要を正確にとらえつつ、関西にある多くの観光資源をうまく活用できるように情報提供を行う。

    リサーチャー

    林 健太 甲南大学准教授

     

    期待される成果と社会還元のイメージ

    統合型リゾートだけではなく、新しい潜在的需要の発見も含め研究する。関西の大企業だけでなく、中小企業までを読者として想定し、潜在的アジアからの観光客の需要を分析し、まとめる。