プロジェクトの枠にとらわれず、アジア太平洋の経済・社会・政策に関する研究や活動について発表しています。当研究所や、所属する研究院の出版物についてもご紹介いたします。
『インバウンドツーリズム-持続可能な発展のメカニズム-』を刊行
DATE: 2025-09-19
2025年9月19日に、『インバウンドツーリズム-持続可能な発展のメカニズム-』を刊行しました。
稲田義久研究統括兼数量分析センター長ほかインバウンド関係者3名にてインバウンドツーリズムの研究成果を取りまとめた『インバウンドツーリズム 持続可能な発展のメカニズム』が9月19日に発刊されました。
これまでの研究成果が結実した本書は、本邦初の体系的な書物となっております。また、観光を専攻する学生や院生、自治体関係者、政策担当者やビジネスパーソンの方にとって、分かりやすいインバウンドツーリズムの解説書としても活用いただけます。
本書ではインバウンド需要に関する様々なデータを収集、整理、解析し、可能な限り客観的な考察と判断を行うことに努め、データによる考察以外にもアンケート調査やヒアリング調査、様々な意見交換会(シンポジウムや研究会)など多様な分析手法を用いています。また、分析の対象は関西経済をモチーフとしつつも、日本経済全体を視野に入れて考察しています。
本書は3部から構成されています。第Ⅰ部「インバウンド需要と日本経済‐需要サイドからの整理」では,主にインバンドツーリズムの需要側面に注目し、インバウンド需要の基本的概念を包括的に整理しています。第Ⅱ部「コロナ禍を教訓にした新たなインバウンド戦略-供給サイドからの考察」では、インバウンドツーリズムの供給側面に光を当て、爆買い期以降に浮き彫りとなったいくつかの課題を取り上げています。第Ⅲ部「持続可能なインバウンドツーリズムを目指してー地域経済との関係で」では、地域経済におけるインバウンド需要のあり方に光を当て、真に持続可能なインバウンドツーリズムとはどのようなものかという点を考察しています。中でも、終章では、これまでの分析を踏まえ、持続可能な観光業の将来像について著者たちの思いを込めた座談会で締めくくっています。
【ご購入について】
定価4,620円(税込み)
※Amazon・楽天・ビジネス専門書オンラインのほか、全国書店で販売。
【著者】
- 稲田 義久 (甲南大学名誉教授/APIR研究統括兼数量経済分析センター長)
- 多田 稔子 (田辺市熊野ツーリズムビューロー 代表理事)
- 野村 亮輔 (APIR副主任研究員)
- 松林 洋一 (神戸大学大学院経済学研究科教授/APIR上席研究員)
APIRシンポジウム「半導体素材産業 関西の戦略」レポート
DATE: 2025-09-22
景気討論会レポート2023
DATE: 2024-03-01
APIRでは、最新の日本・関西経済の見通しを四半期毎に報告するとともに、時宜に適ったテーマで有識者による景気討論会を毎年開催しています。
2023年度の成果をレポート(冊子)にまとめました。
- APIR景気討論会
「大阪・関西万博を契機とした関西経済の反転 ~「拡張万博」をきっかけに~」
2024年1月25日(木)10:00~11:30
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