中国における賃金および所得格差の分析と中国景気モニター
目的
近年、中国では大都市部の経済の減速にもかかわらず、多くの中小都市や農村部で依然として高成長が続いている。近年、特に先進地域で労働力不足の声が上がっている。特に、高度な人的資本の役割が高まっており、それを活用できる賃金システムが重要である。また、世界の市場としては所得格差縮小が必要である。 本研究プロジェクトは、中国経済を定期的にモニターしたうえで、中国における賃金および所得格差の分析を行う。より正確な中国の経済分析を、中国に進出・貿易を行う企業、日本経済の先行きと関る中国経済変動に関心を持つ企業・経済団体、さらに中国経済に興味を持つ専門家・一般個人などに提供する。
内容
中国マクロ経済をモニターすると共に、賃金の動向と決定要因の分析をテーマとして取り上げる。 具体的には、 中国のマクロ経済データ、特に月次データを用いて、中国経済のトレンドと最新動向をレポートする。関西エコノミックインサイトと日本経済の景気予測と連動する。 項目として① 経済全体現状② 部門別現状(家計部門、企業部門、対外部門、公共投資)③対日政策、人民元動向など。
期待される成果と社会還元のイメージ
2013年度に中国最新動向のモニターを定期レポートで企業・経済団体に提供する。また、賃金と所得格差の決定要因を明らかにし、研究会、ディスカッション・ペーパー、学会発表などの形で発信する。? 中国が内需牽引型の経済に移行していくかについては今後の賃金、所得動向、所得格差等の分析が必要となるが、これに一定程度の見通しを与える。これは企業の対中戦略判断にも役立つ。 中国景気モニターは日本や関西の企業にとって重要な課題であり、適切な情報の理解を提供する。
研究成果
- 2月21日に中国景気モニター(2014年2月)を発表しました [ 2014-03-28 ]
- 3月24日に中国景気モニター(2014年3月)を発表しました [ 2014-03-28 ]
- 2月21日に第2回研究会(ワークショップ:京都大学 劉徳強教授ご講演 他)を開催しました [ 2014-02-24 ]
- 1月21日に中国景気モニター(2014年1月)を発表しました [ 2014-02-20 ]
- 10月18日に中国景気モニター(10月)を発表しました [ 2013-12-26 ]
- 11月25日に中国景気モニター(11月)を発表しました [ 2013-12-26 ]
- 12月24日に中国景気モニター(12月)を発表しました [ 2013-12-26 ]
- 9月18日に中国景気モニター(9月)を発表しました [ 2013-10-16 ]
- 9月27日に第1回研究会(ワークショップ)を開催しました [ 2013-10-01 ]
- 8月28日に国際学会The 59th ISI World Statistics Congressにて報告を行いました [ 2013-09-02 ]