研究者紹介
梶谷 懐2021年3月現在
神戸大学教授
現代中国における「市場経済化」と経済改革の動向(特に財政・金融部門)、経済発展における制度・慣習の役割 (特に地方政府の行動と役割)、中国の不動産市場をめぐる問題
学歴
- 1996年3月 神戸大学大学院経済学研究科博士前期課程修了
- 1996~1998年 中国人民大学に留学(財政金融学院)
- 2001年 神戸大学大学院経済学研究科博士号取得(経済学)
職歴
- 2000~2003年 神戸学院大学経済学部講師
- 2004~2006年 神戸学院大学経済学部助教授
- 2007~2009年 神戸学院大学経済学部准教授
- 2010~2013年 神戸大学大学院経済学研究科准教授
- 2014年~ 神戸大学大学院経済学研究科教授
主な著作物
- 『中国経済講義』中公新書(2018年)
- 『日本と中国、「脱近代」の誘惑:アジア的なものを再考する』太田出版(2015年)
- 『超大国・中国のゆくえ 4 経済大国化の軋みとインパクト』丸川知雄との共著、東京大学出版会(2014年)
- 『現代中国の財政金融システム:グローバル化と中央-地方関係の経済分析』名古屋大学出版(2011年)
主な論文
- 「中国の財政・金融改革と地域間消費平準化」『アジア研究』第51巻第4号(2005年)
- 「中国の土地市場をめぐる諸問題と地方政府―「地方主導型経済発展」の変容―」『現代中国研究』第23号(2008年)
- 「中国内陸部における政府間財政移転の決定要因と再分配効果―県レベルデータを用いた実証分析(星野真との共著)」『アジア研究』第55巻第1号(2009年)
所属学会
- アジア政経学会
- 日本現代中国学会
- 中国現代史研究会
- 中国経済経営学会
- 比較経済体制学会
論文一覧
-
中国経済の現状と動向
研究プロジェクト
研究プロジェクト » 2019年度 » アジア太平洋地域軸
ABSTRACT
リサーチリーダー
主席研究員 梶谷 懐 神戸大学大学院経済学研究科教授
研究目的
ビジネスの観点から中国を捉えようとすると、「習近平第2期政権」「一帯一路」「AIIB」「深圳を中心とするイノベーション」等、さまざまな論点があり、相互の関連性や重み付け、注視すべき変化点等を俯瞰した判断が必要だが、俯瞰した情報がなかなか得られないのが実情である。そこで、梶谷教授を中心とした中国の専門研究者とともに、企業側の問題意識も反映させつつ俯瞰的に中国を捉える為、会員企業も参加した「オープン研究会」を開催する。
研究内容
研究会を5回開催しテーマに従い専門の研究者からのプレゼン後、APIR研究員、会員企業も参画して、リサーチリーダーの進行によるゼミ形式を想定。
研究会はAPIR会員企業担当者、所内研究員、出向者が参加するゼミ形式とし、中国研究第一人者のリサーチリーダー、リサーチャーより直接学ぶと共に企業側の問題意識等も共有の上、議論し、参加者がインタラクティブに学び理解を深める場とする。
研究体制
研究統括
本多佑三 APIR研究統括、大阪学院大学教授、大阪大学名誉教授
リサーチリーダー
梶谷 懐 APIR主席研究員、神戸大学大学院経済学研究科教授
リサーチャー
川島富士雄 神戸大学大学院法学研究科教授
陳 光輝 神戸大学大学院国際協力研究科教授
伊藤亜聖 東京大学大学院社会科学研究所准教授
加茂具樹 慶應義塾大学総合政策学部教授
劉 亜静 広島修道大学経済科学部准教授
三竝康平 帝京大学経済学部経営学科講師
藤井大輔 大阪経済大学経済学部講師
期待される成果と社会還元のイメージ
会員企業等向けに研究会での議論概要を年次報告書にとりまとめる。
研究会でのプレゼンテーション並びに議論の概要を期末に報告書にまとめAPIRホームページに掲載する。
<研究会の活動>
研究会
・2019年 7月 8日 第1回研究会開催
・2019年 9月12日 第2回研究会開催
・2019年11月14日 第3回研究会開催
・2020年 1月17日 第4回研究会開催
・2020年 3月10日 第5回研究会開催