関西2府4県GRPの早期推計 No.5

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ABSTRACT

【関西各府県のコロナ禍からの回復過程】

  • 関西各府県の2022年度の実質GRPをみれば、関西は国全体よりも先にコロナ禍前の水準を回復した。
  • 府県別にみれば、和歌山県、兵庫県や滋賀県はコロナ禍前の水準を上回り、大阪府や京都府もほぼ同水準を回復したものの、奈良県(早期推計)は依然下回る水準となった。

 

【今回の予測の要約】

  • 2023年度の予測値をみれば、全国がコロナ禍前の水準を0.2%上回ったのに対して、関西は1.6%と全国を上回る回復が予測される。府県別で18年度を上回ったのは兵庫県(104.8)、滋賀県(102.2)、和歌山県(102.2)、京都府(100.5)、大阪府(100.4)であった一方、奈良県(97.0)は依然として下回っている。
  • さらに2024年度の予測値をみると、関西(102.2)は国全体(100.9)より大きな回復が予測される。兵庫県(104.9)、滋賀県(103.6)、京都府(101.2)、大阪府(101.2)は前年から増加を維持するが和歌山県(102.1)は前年から微減。一方で奈良県(97.1)は依然コロナ禍前の水準には至らず、低成長が予測される。

 

コロナ禍からの回復過程(2018年度=100)

DETAIL

※右欄の説明動画は下記の通り4つのパートに分かれています。

①00’00”~02’39”: Executive summary

②02’39”~10’07”: Kansai Economic Insight Quarterly No.74

<緩やかな持ち直し続くも、内外需とも足取り鈍い 回復の持続性に不透明感、先行き成長減速は必至>

③10’07”~23’05”: 第153回「景気分析と予測」

<米国の関税政策変更により内需の景気牽引役は一層限定的に-関税引き上げ幅は縮小するがセンチメントへの影響は大->

④23’05”~49’16”: トピックス<EXPO2025モニター、万博関連求人数の比較>

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