ABSTRACT
<総括判断>
- 関西の景気の現況は、下方への局面変化にある。景気動向指数(現況判断CI)は当月の前月差がマイナス、3カ月後方移動平均も4カ月連続のマイナスとなり、前月から判断を下方修正した。
- 先行きは、下方への局面変化を示している。景気先行指数(関西CLI)の当月の前月差がマイナス、7カ月後方移動平均も11カ月連続のマイナスとなり、前月から判断を下方修正した。
<項目別動向>
- 【生産・労働関連】10-12月期の生産は2四半期ぶりのプラスだが、前期の落ち込みを回復しきれていない。同期の失業率は2四半期連続で前期から悪化。一方、労働力人口と就業者数はともに2四半期ぶりに増加した。賃金の伸びが物価上昇に追いつかず、11月の実質賃金は4カ月連続の減少となった。
- 【内需関連】12月の大型小売店販売額は日中関係悪化の影響で5カ月ぶりに前年を下回った。新設住宅着工戸数は2カ月ぶりに前月比増加し、駆け込み需要前の水準を回復した。同月の建設工事出来高は9カ月連続で前年を下回り、1月の公共工事請負金額も2カ月ぶりに前年を下回った。
- 【景況感】1月の消費者態度指数は2カ月ぶりに改善した。同月の景気ウォッチャー現状判断DI、先行き判断DI、ともに3カ月ぶりに改善。
- 【外需関連】1月の輸出は16カ月連続で前年を上回ったが、輸入は3カ月ぶりに下回った。結果、貿易収支は12カ月連続で黒字となった。同月の関空への入国者数は日中関係の悪化で旅客便が大幅減便した影響もあり、2カ月連続で前年を下回った。
- 【中国経済】1月の多くの経済指標は春節の影響で公表されないため、今月は消費者物価、不動産市場、センチメントのみの発表となる。今年は春節が2月に移行したため、1月の関連需要が低下し消費者物価の伸びが減速した。不動産市場は依然低迷しており、企業の景況感も悪化した。
【関西経済のトレンド】
