ABSTRACT
2月及び3月初旬発表データのレビュー
- 今回の予測では、3月初旬までに発表されたデータを更新した。また10-12月期GDP2次速報を追加した。公共工事関連を除けば、1-32月期GDP推計に必要な基礎月次データの約1/3が更新された。
- 3月10日発表の10-12月期GDP2次速報によれば、実質GDPは前期比年率+1.3%、2四半期ぶりのマプラス成長となった。1次速報(同+0.2%)から上方修正された。
- 1月の生産指数は前月比+2.2%と3カ月ぶりのプラス。結果、1月は10-12月平均比+1.2%となった。経産省は生産の基調判断を「一進一退」と前月から据置いた。
- 1月を10-12月平均と比較すれば、総消費動向指数は+0.1%、建築工事費予定額は+1.4%、資本財出荷指数は-0.5%となった。1-3月期の実質民間需要は前期から増加の可能性が高い。
- 1月の輸出入動向(日銀ベース)を10-12月平均と比較すれば、実質輸出額は+8.0%大幅増加し、実質輸入額は-1.0%減少した。1月の実質財貨純輸出は実質成長率に大幅プラス寄与となったが、春節の影響を割り引くべきである。
DETAIL
1-3月期実質GDP成長率予測の動態
▶最新のデータを更新の結果、CQM(支出サイド)は、1-3月期の実質GDP成長率を前期比年率+4.8%とプラス成長を予測した。一方、生産サイド(主成分分析モデル)は、同+4.5%と予測。結果、両モデルの平均予測は同+4.7%となった。CQM予測は市場コンセンサスから高めの予測である。1月の貿易データを更新した純輸出の予測には春節の影響が出ているため、経済の実態把握には在庫変動や純輸出を除いた最終需要が適切な指標となる。

1-3月期インフレ予測の動態
▶1月の全国消費者物価コア指数(除く生鮮食品)は前年同月比+2.0%と53カ月連続の上昇、インフレ率は2カ月連続の2%台となった。
▶今回のCQMは、1-3月期の民間最終消費支出デフレータを前期比-0.2%、国内需要デフレータを同+0.2%と予測。同期の交易条件は改善するため、ヘッドライン(GDPデフレータ)インフレ率を同+0.5%と予測する。
