都道府県別訪日外客数と訪問率:6月レポート No.85

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ABSTRACT

【ポイント】

・JNTO訪日外客統計によれば、6月の訪日外客総数(推計値)は314万8,600人。前年同月比-6.8%、3カ月連続のマイナス。中国政府の訪日自粛要請による中国人客減少の影響が続いている。結果、1-6月累計の訪日外客数は2,108万4,800人となった。前年同期比-2.0%と、上半期としては5年ぶりの減少に転じた。

・目的別訪日外客総数(暫定値)をみれば、4月は361万9,159人。うち、観光客は334万6,567人で、伸びは同-6.7%と3カ月ぶりのマイナスとなった。

・先行きの訪日外客を考える上で、日中関係悪化と中東情勢混乱という顕在化しているリスクに加えて、「令和8年熊本地震」の影響が新たなリスク要因となろう。今後、復興が進むにつれてインフラなどが整備され、地震の影響が徐々に薄まっていくことが期待されるが、課題は風評被害対策である。特に訪日外客に対しては多言語対応した正確な情報を確実に発信することが重要である。

 

【トピックス1】

・関西6月の輸出額は21カ月連続の増加、伸びは4カ月連続で2桁の伸びを記録。AI関連需要の爆発的な拡大もあり、半導体関連輸出が引き続き好調であったまた、輸入額は5カ月連続の増加となった。結果、関西の貿易収支は17カ月連続の黒字となり、黒字幅は前年同月比+14.8%拡大した。

・6月の関空への訪日外客数は70万3,763人であった。前年同月比-21.2%と7カ月連続で減少し、且つ減少幅は3カ月連続で2桁のマイナスとなった。中国人客の訪日自粛の影響もあり、外国人入国者数は弱い動きを示している。

・6月の第3次産業活動指数は3カ月ぶりのマイナスとなった。また、観光関連指数は「宿泊業、飲食サービス業」や「劇場・興行団」等が低下した影響で、3カ月ぶりのマイナス。一方、対面型サービス業指数は「運輸業、郵便業」や「学習支援業」が上昇に寄与し、小幅ながら2カ月ぶりのプラスとなった。

 

【トピックス2】

・4月の関西2府8県の延べ宿泊者数は10,693.3千人泊。前年同月比-11.8%と7カ月連続の減少となり、減少幅は前月から拡大した。

・うち、日本人延べ宿泊者数は7カ月連続で、外国人延べ宿泊者数は10カ月連続でそれぞれ前年を下回っており、宿泊需要は停滞している。

 

【トピックス3】

・2026年4-6月期における訪日外国人消費額(速報、全目的ベース)は2兆5,096億円となった。前年同期比+0.2%と、増加幅は前期(同+2.5%)から縮小し、小幅の伸びにとどまった。中国人客の訪日自粛の影響が続いているが、米国や台湾などが消費を下支えした。

・一般客1人1泊当たり旅行支出(全目的)は2万8,222円となった。前年同期比+11.3%と、2四半期ぶりのプラス。宿泊費が1万446円(同+6.7%)と最も多く、次いで買物代が7,553円(同+14.8%)、飲食費が6,135円(同+14.8%)、交通費が2,843円(同+10.5%)、娯楽等サービス費が1,224円(同+18.4%)と続いている。伸び率をみれば、すべての費目が前期から増加した。

※より詳細な内容についてはPDFのレポートを参照。

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